笑いあり、驚きあり。社会派の旗手・塩田武士 × 直木賞作家・小川哲 昭和を語り、未来を描くプレミアム対談が、未来屋書店の動画企画で実現!

株式会社未来屋書店は今年の大きなトピックである昭和100年を記念し、2025年8月27日、未来屋書店本社にて『罪の声』の著者である塩田武士 氏と『地図と拳』の著者である小川哲 氏を招き「昭和」をテーマにした対談企画を実施しました。

この対談の動画は、10月上旬より未来屋書店公式YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/@Miraiyashoten_Officialにて独占配信いたします。

■対談について
本企画は、昭和をテーマにした著書を執筆されているお二人に未来屋書店が呼びかけて実現したものです。
お二人の対面は今回が初めて。それぞれの著書でも描いている「昭和」というテーマを通じ、普段の執筆スタイルや、本企画のために選書した昭和の名作の魅力について、熱く語り合う内容となりました。
小川哲 氏の著書『君のクイズ』についての制作秘話が語られるなど、ここでしか見られない魅力あふれる内容となっています。

■塩田武士 氏 選書タイトル【虚実で読み解く昭和】

『レディ・ジョーカー』/髙村薫
『凍れる心臓』/共同通信社社会部移植取材班
『スローカーブを、もう一球』/山際淳司
『クライマーズ・ハイ』/横山秀夫
『テロルの決算』/沢木耕太郎
『キム・フィルビー』/ベン・マッキンタイヤー
『誘拐』/本田靖春
『風にそよぐ葦』/石川達三
『独占告白 渡辺恒雄』/安井浩一郎
『コリーニ事件』/フェルディナント・フォン・シーラッハ

■小川哲 氏 選書タイトル【昭和の戦争のプリズム】

『白昼の死角』/ 高木彬光
『赤頭巾ちゃん気をつけて』/庄司薫
『輝ける闇』/開高健
『神戸・続神戸』/西東三鬼
『群蝶の木』/目取真俊
『邪宗門』/高橋和巳
『浮雲』/林芙美子
『母子像』/久生十蘭
『沈まぬ太陽』/山崎豊子
『笹まくら』/丸谷才一

あわせて、全国の未来屋書店・アシーネ店舗では10/3(金)から、上記の選書銘柄をはじめとしたお二人の著書を集めたフェアを順次開催します。店頭では、選書にあたってのコメントもPOPとして掲示しています。
それぞれの観点で選ばれ、昭和の時代背景を色濃く反映した名作の数々を、ぜひ店頭でご確認ください。

■プロフィール

塩田武士(しおた たけし)
1979年、兵庫県生まれ。作家。関西学院大学社会学部卒業後、神戸新聞社に入社。2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞を受賞し、小説家としてデビュー。同作は第23回将棋ペンクラブ大賞文芸部門大賞も受賞した。2012年神戸新聞社を退社。その他の著作に『罪の声』『女神のタクト』『ともにがんばりましょう』『崩壊』『盤上に散る』『雪の香り』がある。


小川哲(おがわ さとし)
1986年千葉県千葉市生まれ。2015年『ユートロニカのこちら側』で第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉を受賞しデビュー。2017年『ゲームの王国』で第38回日本SF大賞、第31回山本周五郎賞を受賞。22年『地図と拳』で第13回山田風太郎賞、翌年同作で第168回直木三十五賞を受賞。同年『君のクイズ』で第78回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門賞を受賞。その他の著書に『嘘と正典』『君が手にするはずだった黄金について』『スメラミシング』など。