第174回芥川賞・直木賞 発表

第174回芥川賞・直木賞の選考会が1/14に開催され、受賞作品がそれぞれ発表されました。

『時の家』鳥山まこと/講談社

ここで暮らしていた人々の存在の証を、ただ、描きとめておきたい。
三田文學新人賞でデビューした注目の小説家が、傑出した完成度で紡いだあたらしい建築文学。

『叫び』 畠山丑雄/新潮社

聞いて欲しい人が、ひとりおるんです。
早野ひかるは「先生」に打ちのめされ、銅鐸と土地の来歴を学び始める。ここではかつて罌粟栽培と阿片製造が盛んで、満州に渡って「陛下への花束」を編み、紀元2600年記念万博を楽しみにしていた青年がいた。いつしか昭和と令和がつながり、封印されていた声が溢れ出す。大阪と大陸で響き合う夢とロマン、恋愛政治小説。

 

 

『カフェーの帰り道』嶋津輝/東京創元社

東京・上野のカフェーで女給として働いた、“百年前のわたしたちの物語”
時代を映す鏡であった仕事「女給」を通し、大正から昭和を生きた市井の女性の人生を描き出す。
『襷がけの二人」の著者、心ふるえる最新作。

芥川賞受賞作品は『文藝春秋3月号』に全文掲載、直木賞受賞作品は『オール讀物3・4月号』に一部掲載されます。